この読みものは、2020年9月発売、松場登美『なかよし別居のすすめ』(小学館)より、第一章「なかよし別居はいいことだらけ!」を抜粋したものです。
そうすると一瞬静かになる。
 しばらくすると、またゲロゲロと鳴くんだけど、それを繰り返すと夜中までは鳴かないんだって。それを聞いて、私もこれだと(笑)。
 といっても、まさか石ころをぶつけるわけにもいきません。クッションならやわらかいからぶつけてもケガをしないかなと思って、小さいクッションをたくさんつくったわけです。
 隣に寝ているご主人のいびきがうるさくても、仕方なく我慢している奥様が多いのではないでしょうか。
 クッションをたくさんつくって夫がいびきをかくたびにぶつけるのも、いいアイデアだと思いますが、そんなことをするくらいなら、別々に寝たほうがいいですよね(笑)。

大吉さんいわく
一人暮らしは誰にも気を遣わなくていい
夫婦の暮らしが別々というのは、ありがたいし、おすすめです。朝は2時に起きようが、3時に起きようが自由。隣に寝ている人に気を遣って、音を立てないようにそうっと起きる必要もない。
 私はだいぶ、いびきがひどかったらしいですよ。朝、起きると私の枕元に大小たくさんのクッションが散らかっているんです(笑)。
 どうやら私のいびきがうるさいときに、登美さんがクッションを投げてきたみたいなんですよ。
私はそのことに起きてから気づくけれど、寝ている間は全く気づかない。そう考えると、二人で特に遠慮もせずに暮らしていると、どこかで迷惑をかけているんだろうなということが、この枕事件からもわかりますよね。
またいっしょに住んでいると、ふつうの日常会話のなかで、今日はどこに行って、何をしてと、互いに予定を伝えることがあるでしょう。監視されているというわけではありませんが、一人暮らしなら朝起きてから夜寝るまで、どこで何しようが、誰にも言わず、すべて自分の判断でできます。本当に一人暮らしっていいですよね。
              
          
                      
                      
                      
                      
                      
                      
                      
                      
                    
                    
                    
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
                                  
