風の棲み家から
当たり前に思っていたけど不思議です
“風” は見えるものではなく、ものを通して感じたり、
聞こえたり、見えたり
また気持ちや状況を豊かに表現する言葉でもあり、
日常の中に深く根付いていることに気づかされます
吹く風に励まされたり、何かを確信したり
見えないけど尊い意志を持っているようにも感じます
風はこの棲み家に佇んでは通り抜け、輪っかを
かすかに揺らしていきます
そんな心地よい風が
ささやかな喜びとなりますように・・・
2025年 夏
山内 真澄美

石見銀山 群言堂
本店ディスプレイとは
デコレーター山内真澄美氏が、石見銀山 群言堂 本店・玄関スペースに制作する四季折々のアートディスプレイです。
石見銀山の草花や自然素材、捨てられゆくものを活かし「根のある暮らし」や「復古創新」など、群言堂の世界観を表現しています。
山内 真澄美氏 プロフィール
1966年 大阪に生まれ育つ。
15歳 両親の実家、島根へ U ターン帰郷
18歳 島根県立邇摩高等学校 商業科卒業後、一般企業に勤める
21歳 百貨店のウィンドーディスプレイに興味を持ち、花の勉強を始める。
その後、神戸、広島で花屋、デコレーターのアシスタントを経て
29歳 フリーとして独立
2019年春頃より、暮らす宿他郷阿部家にて花のしつらえ、お掃除等も担っている。
「日本の古き良きものの中にある新しさを見つけ出し、恵まれた自然環境、日々の生活、出会いや出来事の中から、私自身のアンテナに反応したモノやできごとを表現する創作活動をしています。
今のこの瞬間を味わえる事に感謝し、モノとモノ、モノと人、 モノと空間、そのカタチや意味を学び、探り、楽しみながら作品に向き合いたいと思っています。」