鄙舎 茅の葺き替えプロジェクトについて

2017年、13年ぶりに行われた「鄙舎(ひなや)」の茅葺き屋根、葺き替えの様子をプレイバック!当時の臨場感あふれるレポートを、お楽しみください。
曇りがちな先週末から今週にかけて、「つくり茅」という作業が始まり、屋根妻側の垂木の調整が行われています。






2017年4月10日(月)
曇り空の下、屋根妻側の垂木の組み替えと調整が行われています。ここで、少し手間のかかる調整作業がありました。というのも、間隔を調整しながら普通に棟木から軒桁に垂木を置いていくと、その間の支えに渡されている竹と垂木との間に隙間があくのです。使われている木の自然なフシや曲がりなどのため、どうしてもできてしまう隙間。そこに木切れを挟んでいきます。
一本一本アキを確認しながら時間のかかる作業ですが、定刻前に覗いてみると既に作業が終わっており、雨除けシートがいつものように下げられていました。









2017年4月13日(木)
二日間の雨の後、春らしい日和となりました。作業は垂木の仮締めと「茅受け」の四隅をぴたりと合わせる調整に取り掛かります。本締めの前に、あらためて垂木の位置を決めて仮締めをしていきます。
同時に、垂木の位置を決められるため、「茅受け」という、屋根の骨組みの一番下で垂木の上に垂直に据え置かれ、茅の重量を受け支える役割の木を、屋根全ての面に取り付けていきます。さらにその四隅を45度斜めに切り落とし、ピタリと据え(合わせ)ます。







2017年4月14日(金)
昨日に引き続き、春らしく暖かな良いお天気です。本締めと茅受けの設置、そして「ナワトリ」竹という、これもまた茅葺き屋根の軒下を支える大切な竹を渡していきます。作業が進むにつれ、いよいよ屋根の構造が見えてきて、ふと茅葺き屋根が完成した姿を想像しました。「感動するでしょうね」と思わず隣にいた職人さんに話しかけました。明日は雨の予報で作業はお休みです。



