綿から種を取り出す|やっぱり綿が好き

いつも身にまとっている綿の服。

その綿が、土の中から芽を出し、花を咲かせ、ふわふわの実になることを、私たちはどれくらい知っているでしょう。種をまき、育ちゆく姿をそっと見守りながら、季節の移ろいや小さな変化に心を向ける。そんな時間を重ねていく連載「やっぱり綿が好き」。

暮らしの中で触れてきた素材が、少しだけ近しい存在になりますように。

※2022年に公開した記事を、2026年に一部再編集して掲載しています。


今回は、種の取り出し方をご紹介します。

収穫した棉。そのまま飾ってもとても可愛い見た目ですが、種と綿とに分けて、種は来年の種蒔きに向けて保管を。綿は糸紡ぎを試してみたいと思います。

11月11日

茶棉を育ててくださった方から、収穫のご報告を次々にいただいております。
群言堂の畑でも予想以上にたくさん実ってくれました。収穫した棉。そのまま飾ってもとても可愛い見た目ですが、種と綿とに分けて、種は来年の種蒔きに向けて保管を。綿は糸紡ぎを試してみたいと思います。

今回は、種の取り出し方をご紹介します。

まず十分に乾燥させます。そうすることでカビを防ぎ、種も取り出しやすくなります。

種蒔きは来春、5月頃です。

種を取り出す作業は、専用の綿くり機などもありますが、ご家庭での収穫分ほどであれば、手で取り出すことができます。

しっかりと綿に覆われた種。一気に取ろうとするととても力が要ります。
コツは両手で種と垂直方向に、少しずつ引っ張ること。両手で左右に引っ張りながら回していくと綺麗に取ることが出来ます。多少毛が残っていても発芽に支障はありません。手が疲れない程度に、ゆっくり行ってみてくださいね。

取り出した種は、紙袋やお茶パック用の不織布の袋など、通気性のあるものに入れて保管してください。種蒔きは来春、5月頃です。

種の周りに着いた産毛は、裏地などに使われる再生繊維キュプラの原料だそう。余すことなく繊維になる綿に、感心してしまいました。