「もっと、ずっと」の思いに、お応えします。
「お気に入り相談室」は、その名の通り群言堂の「お気に入り」の服をずっと着続けていただくための「相談室」です。
例えば、年月を経て色褪せやほつれが気になっていたり、サイズが合わなくなったりして、着ることが難しくなったけれど、できることならもっと着続けていきたい。そういった愛着のある服をこれからも楽しんでいただく方法について、あなたの思いを伺いながらご相談させていただく、というのがその役目です。
群言堂の服は、出来るだけ長く着ていただきたいと思いながら作られています。そしてもし擦り切れたりほつれたり、古くなったとしても、捨てたり買い替えるのではなく、つくろったり、染め直したり、仕立て直したりして、良い思い出を重ねていただきたいと願っています。
私たちには、あなたの思いに応えて最も良い方法を見つけ出すスタッフがいます。そして、社内や社外のさまざまな専門家を集合させ、着続けてくださっていることに感謝し、どうすれば良いのかを考え、解決策をお話しさせていただきます。
どうぞお気軽にご相談ください。
ケース その1 : 補修
着ているうちに、擦り切れてしまったり、ほつれが出たり、穴が空いたりということは、どうしても起こってしまいます。そんな場合も、どうぞご相談ください。さらに、ずっと着続けているうちに古くなって、さすがに着続けるのが難しくなっても、適切な方法で全体を補修し、また着続けていただけるようにします。
例:(そのままのカタチはキープしつつ直す、補修と言えるレベルのもの)


ケース その2 : 作り替え
とてもくたびれてしまっていたり、サイズから直さなければ難しい場合は、より根本的な方法で考えていきます。
くたびれ
長く着ているうちに、擦り切れや穴、色褪せなども含めて、さまざまな手法を組み合わせ、時にはすべてを分解して縫い直すことも含めて、仕上げて行きます。
例:(縫製をバラして、もう一度作り変えるレベルのもの)


「色褪せても、着続けたい絣柄」【 読みもの 】はこちら
サイズ直し
少しのサイズ変更はもちろんのこと、男物を女物に、ご自分の服をお子様やお孫さん用になど、お仕立て直しになるようなケースも、ご相談ください。
「捨てられなかったコート」 【 読みもの 】はこちら


ケース その3 : 染め直し
色褪せや、気分を変えて着続けていきたい服は、お好みの色に染め直すことも出来ます。
例:(あれば)
「染め替えプロジェクト」について
群言堂の「お気に入り相談室」では、個別の染め直しとは別に、衣替えのある春と秋に、綿と麻を対象に「染め替えプロジェクト」を実施しております(染め色は限られます)。時期や詳しい内容については、店舗またはオンラインストアからお知らせいたします。
「染め替えプロジェクト」の詳細はこちら。
ご相談の流れ
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01.はじめに
お電話か、お近くの店舗で、ご相談を承ります。
ご連絡先 tel :0854-89-9010
お気に入り相談室 担当 日吉乙江まで
受付時間 平日10時~17時(12時~13時を除く)
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02.ご相談
担当者からお電話で、お気に入りのポイントやご希望の直し方などについて伺わせていただきます。
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03.お預かり
服を、ご郵送または店舗へのお持込みでお預かりさせていただきます。
※ ご郵送の送料はご本人負担をお願いしております。
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04.ご提案
お直しの方法、お見積もり、納期などを、お電話でご提案させていただきます。
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05.作業
要望に沿いながら、専門スタッフが丁寧に作業をいたします。
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06.お届け
ご自宅、またはお持ち込み店舗へ、生まれ変わった服をお届けいたします。
ご相談内容によって流れが変わることがあります。
ご利用いただいた方にはサービス改善のため、アンケートにご協力いただく場合がございます。
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「お気に入り相談室」が本格的に始まったのは、2020年のことです。それ以前は、前任の担当者が生産管理の仕事をしながら、相談された服のお直しやリメイクをしていました。そして担当者の熱意によって「お気に入り相談室」は正式な部署になり、毎日のように送られてくる服たちのより良いあり方を考えながら、一着ずつていねいに作業を進めています。
群言堂では「お気に入り相談室」のほかにも、可能なものは縫製の糸を綿にして染め替えをしてもきれいに色が出るようにしたり、「染め替えプロジェクト」を始めるなど、さまざまな取組みを進めています。そしてこれからも「糸の一生」に向き合い、服や布がその役割りを終えるところまで考えていこうとしています。
ご相談の流れ
より長く着ていただくための、日々のお手入れ、洗濯方法、シーズンオフの収納などについては、こちらへ。